法人情報

理事長挨拶

NPO法人全国フレイルサポーター連絡会連合会 理事長
東京大学高齢社会総合研究機構 機構長
未来ビジョン研究センター 教授

飯島 勝矢

人生100年時代といわれる世の中になり、いつまでも元気で心身機能を維持しながら、自立した日常生活を過ごしたい。これは全ての国民の願いです。一方で、わが国の高齢化は世界に比類なき速度で進行し,2025年には2200万人超の後期高齢者からなる超高齢社会となる見込みです。健康長寿社会の実現のために実施されてきている介護予防事業の政策体系には課題も見えてきており、従来の要介護認定前後の介護予防の考え方だけでは限界もございます。すなわち、より早期の段階からの予防政策、すなわち「フレイル(虚弱)予防」のポピュレーションアプローチを普及させることが求められていると思います。

「住民主体のフレイル予防を通じた健康寿命のまちづくり」を実現すべく、東京大学高齢社会総合研究機構および東京大学未来ビジョン研究センター(人生100 年を設計する超高齢社会まちづくり研究ユニット)ではフレイル予防に資する新たな科学的根拠(エビデンス)を創出し続け、2015年に栄養・身体活動・社会参加の3つの柱を軸とした『住民フレイルサポーター主体のフレイルチェック活動』を開発しました。このフレイルチェック事業では,行政と連携して地域の高齢者をフレイルサポーターとして養成し,住民が主体となって楽しい場をつくりながら,同時にフレイル予防に向けての気づきを通した意識変容・行動変容を促す地域活動を行ってまいりました。フレイルサポーターによる住民主体のフレイル予防活動は全国規模に拡がってきており、それぞれの導入自治体ではフレイルサポーター同士の地域を超えた交流、地域活動に向けての情報交換を図る目的で「フレイルサポーター連絡会」の設立が進んでおります。各フレイルサポーター連絡会の中では、それぞれの役割の分科会(班)なども構築され、フレイルサポーター自身が自主的に率先して活動を加速して下さっております。 NPO法人全国フレイルサポーター連絡会連合会(全サポ連)は、各自治体に設立されている「フレイルサポーター連絡会」が相互に連携し合い、フレイル予防の活動を質的・量的に発展させるために設立しました。地域が異なっても、黄緑色の同じユニフォームを着たフレイルサポーターは仲間であり、かつ同志です。全国のサポーター皆様が同じ価値観を持ち、同じ方向性を向いて、新しい時代における住民の自助・互助の底上げを取り組んで下さっております。全サポ連は、各々の地域活動の活性化を図ることによって,高齢者等をはじめとする全ての人がいつまでも健康で住み慣れた地域に暮らし続けられる活力あるまちづくりの普及啓発の推進をしてまいります。そして、地域の方々のために、自分のために、我々は一致団結して頑張っていきますので、皆様のご支援を頂ければ幸甚です。

 

副理事長 畠中 美文
(紀の川市フレイルサポーター)

昭和27年生まれの71歳です。
全サポ連で、全国のサポーターと繋がり、フレイルチェック等を通してフレイル予防の普及のため、微力でありますが、皆さまと共に、力を合わせていきたいと考えていますのでよろしくお願いします。

副理事長 石井 龍兒
(西東京市フレイルサポーター)

自分自身も高齢者の一人として体力の衰えを感じつつ、「フレイル予防の大切さ」を「同じ目線で接しながら」市民へ伝えるようにしています。
「元気で過ごせる時間を延ばせるよう」全国の皆さんも一緒に活動をしていきましょう。

理事 片岡 稔和
(仁淀川町フレイルサポーター)

昭和27年生まれの71歳です。
「老いの坂道をしょんぼりと下るのではなく、子や孫の道しるべになろう。」と頑張っています。
全サポ連では「サポ連支援活動チームリーダー」を拝命、皆さまのご支援ご協力をよろしくお願いします。

理事 片田 毅
(西東京市フレイルサポーター)

サポーターになって7年になりますが、最初のチェックから継続参加し元気なお年寄りがおられる事はチェックの賜物かもと思っており、サポーターとしてやりがいを感じています。これからNPOを通して世代、地域を超えた交流と元気な日本になるために活動したいと思います。

東京大学高齢社会総合研究機構
客員研究員 辻 哲夫

兵庫県出身。厚生労働省退官後2009年4月より東京大学高齢社会総合研究機構教授、特任教授を経て現在に至っていますが、その間、柏市豊四季台地域での在宅医療を含む地域包括ケアシステムのモデル化などに携わってきました。特にフレイル予防については、今後の日本の国家的課題だと考えています。

東京大学高齢社会総合研究機構
学術専門職員 神谷 哲朗

昭和27年生まれの71歳です。
岐阜県関市出身。2012年8月から東京大学高齢社会総合研究機構の特任研究員として従事してきており、高齢者のフレイル予防、生活支援、在宅ケア、在宅医療に関係する研究を担当してきました。現在、学術専門職員として全国自治体へのフレイルチェック事業の導入支援やフレイル予防を推進する産業界と産学連携の活動しております。

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